写経をアウトプットする。 （TCC賞・2011年度受賞者リストより）

秋に挑戦した、宣伝会議賞。

先日、１次審査に通過した人の名前が

「宣伝会議３月号」に載りました。


キッコーマン・・・1本

先端加速器科学技術推進協議会・・・1本

ヤフー・・・3本

330本のコピーを応募して、

通過したのは合計5本。


昨年は40本しか応募できず、通過0本。

あっけなく終わりました。

今回は、真剣に向き合いました。

名前が載っていて感動です。

まだ続きでドキドキできるなんて、贅沢ですね。

想像できる時が、楽しみ時。

最後のギリギリまで、

ワクワクを楽しみたいと思います。


先日ありがたいことに、

キャッチコピーなど、

コピーライターとしてのお仕事を頂きました。

webライティングの長い文章もやりがいがあるのですが、

どちらかと言うと、

わたしは短い文章の方が向いていると思います。

違う単語に替えてみたり、

前後の並びをチェンジしたり、

1つ、2つの文字を足したり、削ったり、

漢字からひらがなへ変更したり。

そんなちょっとの変化が、すごくワクワクして面白い。

急に面白くなってしまって、外出先でも一人笑いするし。

くだらない事を考えるのが好き。

自由な感じが、楽しいのです。

ちょっとの違いで、印象が全然変わるので

良い感じに仕上がったと思うと、すごく嬉しい。

短い文章だから短時間で、その嬉しさを味わえます。

長文ではなかなか出来ない、

短い文章ならではの面白さです。


コピーの仕事など、短い文章の仕事をもっと頂けるようになりたいです。

そんな願いをこめて、

写経を再開します。

時間の使い方が、相変わらずうまく行かなくて

ペースが遅いけれど、

それでも少しずつ、続けていきたいな。



コピー年鑑の写経記録。

TCCコピー年鑑2011の中で、

好きだなと思った作品。

コピーライター：細川美和子さん

広告主：東京ガス

作品情報：お弁当メール編・TVCM90秒

参考にした動画：https://www.youtube.com/watch?v=Xgp3aPR-llM

【感想】

良いストーリーだなぁ、と思いました。

男の子はだんだん、無口になって離れてしまいます。

小さい頃にたくさん甘えてきた姿を思いだして、

母親はやっぱり寂しいもの。

母と息子、

二人の思い出は小さい時のようには作れないけど、

自分が息子の弁当を作る時間が思い出になっていく。

毎日、手をかけて弁当を作り、

ひとつひとつの弁当にその時々の思いまで詰めこむ。

CMのように手の込んだストーリー性のあるお弁当はとても真似できないけれど、

美味しく食べてくれたら良いな、と思いながら詰めている。


最後の「ありがとう」の手紙は、

ちょっと作られた感じがしました。

理想的なシチュエーションすぎて(笑）。

でも、良いですね。

こんなできた息子ならば、母さんは号泣します。

ぜひ、手紙を書いてもらいたい。

そしたら後生大事に、持ち歩きます。

一番最後に、

「家族をつなぐ料理のそばに。東京ガス」

このコピーがすごく好きです。

我が家もキッチンはガスです。

結婚してから、何回もキッチンに立って

家族に料理を作りました。

自分と家族と料理とガス。

それぞれがつながれあって、

温かい思い出に組み込まれている。

見終わった時、

「そうそう。母さんは毎日、家族の為に料理してるんだよ。」

と、頑張りを認めてもらったような気持ちになり、

心がほっこり。

最後の印象で、優しい気持ちが残りました。